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「Wired」Jeff Beck [JEFF BECK]

今回はジェフ・ベックの「ワイアード」を紹介します。毛色は違いますが今回もインストものです。(狙っている訳ではないですが…)

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このCDはジェフ・ベックのアルバムの中でも「Blow by Blow」と並んでソロ名義での代表作といえるアルバムです。CDの方は2005年に紙ジャケ化した時に購入したものです。

このアルバムについては当ブログを読んでいただいている方でしたら、あえて自分がああだこうだ言わなくても内容などはご存じだと思いますので個人的な印象などを書いていきます。
前作「Blow by Blow」に引き継いでプロデューサーにはビートルズのプロデューサーでもあったジョージ・マーティンが勤めていましたが、「Blow by Blow」の時に比べるとジョージ・マーティンらしさが薄い印象を持ってしまいます。「ワイアード」の場合は一見すると当時のクロスオーヴァーやフュージョン寄りに見られがちですが、音の緊張感からするとむしろロック的な熱さや緊張感が強くなった感じがします。ジェフ・ベックのギタープレイも攻撃的なフレーズが多い気がします。

やはりヤン・ハマーの参加が刺激になっているのかもしれませんね。5曲目の「Blue Wind」のスリリングなやり取りはロック的な緊張感に溢れてます。第2期JBGや「Blow by Blow」でも活躍したマックス・ミドルトンも1曲目の「Led Boots」の曲提供を始めとして、派手さはないですが堅実なプレイでしっかりとジェフ・ベックをフォローしています。
(Led Bootsはハミングバードの3rdで歌詞入りのセルフカヴァーをしています)
そして今作で意外な活躍をしているのが、ヤン・ハマーと並んで元マハビシュヌ・オーケストラのメンバーだったドラムのナラダ・マイケル・ウォルデンでしょうね。
2・6・7・8と半分の収録曲の作曲を行い、さらにドラマーとしての活躍(1曲目のLed Bootsは特にいい!)はもちろん8曲目の「Love Is Green」ではピアノも弾いています。
ナラダ・マイケル・ウォルデンは後にホイットニー・ヒューストンなどのプロデューサーとして有名になっていきますが、この時期のジェフ・ベックのプロデュースとか実現していたら面白かったかもしれませんね。

しかし、ベンチャーズが日本やアメリカで人気が出てから10数年後にここまでギターインストの世界が変わるとは誰も思っていなかったのでしょうね。
ノーキー・エドワーズや寺内タケシあたりは当時「ワイアード」を聴いてどう思ったかのコメントをみたいものですね。(意外と聴いてなかったりして…)

それはそうと、そろそろジェフ・ベックの新譜なんて話題は出ないのですかね〜?(爆)
そうそう、最後に中にポスターのレプリカが入っていましたのでそちらも載せます。

JEFFBECK-003.jpg


1. Led Boots
2. Come Dancing
3. Goodbye Pork Pie Hat
4. Head For Backstage Pass
5. Blue Wind
6. Sophie
7. Play With Me
8. Love Is Green



ワイアード(紙)

ワイアード(紙)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/02/23
  • メディア: CD



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