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「Atom Heart Mother」Pink Floyd [Progressive Rock]

明けましておめでとうございます。年末は仕事に追われていたこともあってか、中々更新出来ませんでした。
2009年一発目は丑年ということもありますので、ピンク・フロイドの「原子心母」を紹介します。

PINKFLOYD-001.jpg


この「原子心母」は1970年に発表された、ピンク・フロイドにとって「狂気」と並ぶ代表的な位置づけをされるアルバムです。
内容については当ブログを見られている方には説明不要だと思いますが、あえて言うならばLP時代でいえばA面全部を組曲形式にしたタイトル曲! そして、B面(2〜5曲目)は穏やかな雰囲気を持った小曲が並んでいます。

ピンク・フロイドといえば最初はシド・バレットを中心としたプラスティック感覚あふれるサイケサウンドから始まり、そのシド・バレット脱退後はどちらかといえば効果音などを使った前衛的な感じのインストナンバーが多い印象が強いです。(この時期のピンク・フロイドはあまり聞き込んでいないので…)

でもそういった流れからみると、この「原子心母」は後の「おせっかい」や「狂気」と比較しても、ジャケットの雰囲気同様、一見穏やかな雰囲気が漂うアルバムになっています。

きっとそういった部分がこのアルバムをヒットに結びつけたのでしょうね。
しかし、そういった要素だけだったら時が流れれば風化しそうな所もありますが、歌詞やサウンドに所々鋭い部分がありますね。特に2曲目の「If」の喪失感ある歌詞はある意味ロックの本質をついている感じもします。

そういえばこのアルバムの紙ジャケCDも2001年に出た物なので、今では中古でも中々入手が難しい状態になっています。(あっても結構高い金額になっているし…)
自分的にはこの紙ジャケCDもある程度の満足度はありますが、きっと次にちゃんとした形で出るとしたら最近のEMIジャパンの気合い度からいくともっといい形でブラッシュアップされそうな気がします。

念のために見開きジャケを開いた中面画像も入れておきます。

PINKFLOYD-002.jpg


最後に今回の動画は1971年に箱根アフロディーテでの「Atom Heart Mother」になります。
実はこの動画は自分も昔テレビ埼玉の「サウンド・スーパー・シティー」という番組で放映されていたのを観たことがあるのですが、何とYouTubeに同じものがアップされていたので入れておきます。
2回に別れていますので順番にご覧ください。

PINK FLOYD IN JAPAN-"ATOM HEART MOTHER"PART-1/2


PINK FLOYD IN JAPAN-"ATOM HEART MOTHER"PART-2/2


今年も不定期アップになりそうですが、可能な限りブログ更新したいと思っていますので、今年もよろしくお願いします。

1. Atom Heart Mother: Father's Shout/Breast Milky/Mother Fore/Funky Dung
2. If
3. Summer '68
4. Fat Old Sun
5. Alan's Psychedelic Breakfast: Rise and Shine/Sunny Side Up/Morning ...



原子心母

原子心母

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/08/30
  • メディア: CD



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コメント 2

Captain-T

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

いきなりプログレですか〜!最高です。「原子心母」は私にとっては初めてのロックとオーケストラの融合体験だったのでビックリした記憶があります。確か中学生の時に友達の家で大音量で聴いたと思いますがA面の迫力は凄かったですね。でも録音して聴いていくうちに「IF」が好きになりました。歌詞の意味はずっと後になって知りましたが、あのメロディには癒されます。

動画は初めて見ましたが、A面を四人で再現するとはさすがフロイド!このテイクもありですよ〜!
by Captain-T (2009-01-07 11:10) 

JEFF-ROCK

<Captain-Tさん

改めまして明けましておめでとうございます。<(_ _)>
やはり今年の干支が牛と聞いて真っ先に思い浮かんだのが「原子心母」でした。
(ベタといえばベタですが…)
Captain-Tさんは中学生で「原子心母」初体験ですか〜。それは衝撃が大きかったかもしれませんね。自分は流石に「原子心母」を初めて聴いたのは高校生の時でした。
自分たちの世代だと「ザ・ウォール」のヒットや、プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーのテーマソングで「吹けよ風、呼べよ嵐」もあったからピンク・フロイドの名前は割と親しみはありましたね。
「IF」は歌詞の深さもありますけどメロディーも素晴らしいですよね。実は個人的にこういったピンク・フロイドの小曲って意外と好きなんですよ。
ピンク・フロイドは難解な組曲ばかりやっているイメージを持たれている人にこそ、こういった小曲に耳を傾けて欲しいと思っています。

この動画喜んでいただけて貼った甲斐がありました。自分も20年以上昔に一度観たっきりだったので見つかった時には嬉しかったです。
でもあの名作の誉れ高い「狂気」もライブで演奏しながら形付けしたみたいですから、ある意味スタジオ盤では凝ったことをやっていながらも、ライブ演奏を前提にした曲作りをしていたのでしょうね。
こういった動画が気軽に見れるとはいい時代になりましたよね。

本編並に長くなりましたが、本年もよろしくお願いします。
お互いのブログを盛り上げていきましょう。
by JEFF-ROCK (2009-01-08 01:23) 

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